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2009年4月 5日 (日)

魔法

090405_14390001 好天!!

しかし私は在宅。
の~んびり、庭を見ながら
小さな世界を満喫中。

これ、小さい頃から
好きだった蜆花(シジミバナ)
雪柳と見間違うむきもありますが
別花です。

蜆花、八重山吹、八重桃。
八重に咲く花は、
何か子供心に特別なものでした。

掃除をするのに
窓も扉も開け放し。

そしたら準野良ねこが
台所に入ってきて、
昨日の揚げ物の残り油を
なめていました。

おおーーっ、化け猫になるぞ。

昔から、化け猫は行灯の油をなめるものと
相場が決まっているらしく、
昔から母が、猫が油をなめていると
「化け猫になるよ~」と言ってました。

なんなんだか…。

そんな化け猫伝説も含め、
日本には神代の昔から
妖怪、幽霊などの、魑魅魍魎ども
異界のものが住みやすい土壌だったようで、
…って、これ前振りなんすけどね(笑)

つじつまが合わないもの
道理に無いもの
そんなものを妖怪だの幽霊だのに仕立て上げ
あるいは人の心の醜さや闇の部分が
形になって現れたのがそれらのもの。
だからこそその形はどこかしら、
おかしみだったり悲しみだったり、
滑稽な様子だったわけでござんす。

さて、お立会い(弁士風)

ちょいと前のことになりますが
時は3月の終わり、
桜のつぼみがやっとこさ開きかけた頃でございます。
所は広島比治山の
山懐に抱かれた、現代美術の総本山で興行中の特別展
「どろどろ、どろん 異界をめぐるアジアの現代美術」
に、行ってまいりました。

(普通の語りにもどします)
タイトルからして興味津々のこの展示。
異界文化は民俗学との密接な絡みもあり
かなり楽しみにして出かけました。

妖怪の滑稽さ、怖さの中の切なさみたいなもの
幽霊の中にある深い悲しみや、情念。
すべてが人間の持つ心の具象化。

そんなことを深読みししつつ。。。

ああ、でも現代美術館では、
現代の美術を扱うのですよ、当たり前だけど。

私の思っていた昭和の時代までの
のんびりとした異界と現代の異界は、
様変わりしていることに気づかされました。

展示されているその多くが
殺伐とした乾いた感じのもの。
異界の代名詞「陰湿」が何処にも無い。
そのウエットさに、人の情があるというもの、なのに。
情が感じられない。

その代わりに「エログロ」という言葉が多く浮かぶ。
「戦争」「虚無」「エログロ」
このキーワード。
これが、現代人の異界。

軽く吐き気を催し足早に過ぎる。
闇、救いようの無い闇が
無遠慮に目の前にさらけ出されている。
救いは無いのか?
オチ無いのか?


ちょっとやりきれない思いを抱きつつ
外に出る。

そうすると、なんと外界の美しいこと。
光が溢れ花は咲き乱れ、
泣きたいくらいの美しさでした。

おお、そういうことか。
救いがここにあったじゃないか。

あ、でもこの感想は
あくまでも私の感想なわけで、
そして、これは悪いとは思わないわけで、
なので、自分の目で見て判断してくださいね。

救いを見出せる人も
闇の美学みたいのを見出せる人も
居ると思います。


090405_14410001 世の中には
やっぱり不思議なことが
沢山あって

とかくそれを
運命だとか何かのシラセだとか
そんな風に結び付けたくなる。

それは
カルトチックだったり
占いやそんなものの
印象が強かったりするけど

そうじゃなくて
魔法なんだと思うことにした。
(そっちのが、痛いのか?笑)

魔法魔法。



まあ、都合よく、
気持ちが楽なほうへ捕らえればいいかな。
魔法だから。

人が作り上げるものだから。





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