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2010年12月 6日 (月)

東京3

――わたしもうぢき駄目になる
意識を襲ふ宿命の鬼にさらはれて
のがれる途(みち)無き魂との別離
その不可抗の予感
――わたしもうぢき駄目になる
涙にぬれた手に山風が冷たく触れる


ふと、この智恵子抄の一文が頭をよぎった。


パソコンを立ち上げて、それから
痕跡をずっと辿っていた。
ずいぶん長い時間が経過していた。
それすらも気づかなかった。

クリックし続ける右手をはたと見る。
このままじゃダメになる。
何やってんだ、私。


その時にこの詩の一文を思い出した。

智恵子抄の中でも
ものすごく衝撃を受けた「山麓の二人」
何度も何度も読み返した詩。

智恵子がなぜ正気で居られなくなったのか
初めて読んだときには理解できなかった。
けど今は痛いほどわかる。
「光太郎」という才能。
「光太郎」という愛する男。

そこに自分を重ねるわけじゃないのであしからず。
これはただの言葉連鎖。
残念なことに
そこまで私は才能に恵まれていない(笑)

でもどうにかしなきゃ。
ずっと続いていたこのぐらぐらと安定しない自分。
どうにかしなきゃ、と言っているときにはもう
どうにかする術を考えているんだ。

私は、
自分を信じたい。
これまでの経験に裏打ちされた今の自分。
いろんな人と出会い、いろんな気持ちを重ねてきた今の自分。
たくさんの言葉と出会い、そこから紡ぎだす自分の言葉も。
そこに、自信を持てるようになりたい。

このままダメになるのか?
それは嫌なんです。

「いやなんです
あなたのいってしまふのが――」

これまた智恵子抄のなかの一文(笑)


東京には空がないという
あまりにも有名なフレーズ。
東京には東京にしか無い色合いの空が広がり
そしてその色にいつもあの日を重ねる。

いつ、とは限定しないあの日。
東京で見る空。


今日はどうやら智恵子抄日和のようです。


◆◇◆◇

101206_215702

今日から、

私らしからぬこのバッグ(笑)
いや、逆にものすごく私らしいともいえる。
会社の人や化粧品カウンターのお姉さんや
いろんな人から指摘を受ける。

基本、月光荘のトートだからなあ。
でもその基本は、月光荘もGのこのバッグも同じなのだ。
基本の考えは変わっていないのに
見え方が違うだけで、人の印象は変わるのだなあ。

それがすごく面白いと思った1日。


◆◇◆◇

追記

「おもいでに することはない せかいかな」
シロクロの今日の俳句です。

うん、
そうだよね。

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